半開

ベートーベン:「大公」1楽章

アトラスちゃんの側板を接着する日は別に設定し、本日の本命、C5。

「弦を切ったところ以外は特に調律必要なさそうなんですが…」怪訝そうにする荒木さん。んっとね、パネルに合わせて調整して欲しいんです。絨毯にあわせて音を整えてらっしゃるはずだから、パネルに合わせてもらってください、と片山さんからのお達しです。

そうそう、パネル。パネルに関するエントリはこちら

外した状態にして荒木さんをお迎えしました。パネルの無い、今まで通りの状態の音を確かめてもらってから、「床に2枚置いて使うものです」とのことでしたので、その通りに設置。

「パネルがどういうものかというのは、連絡頂いてるんですが…。なるほど。置いた方がバランスとれてますね!」そうなんか~すごいな~。なんか物足りない気がするんですが。

「その響きに慣れてたからでしょう」そうなんか~慣れがなくなるくらいまで間隔おいたつもりだったけど~そうなんか~。そう簡単に今までの記憶がなくなるもんではないわな~。

「蓋、開けますね。うわっ!!」音圧がすごいらしいです。ふーん? 今までそんなリアクションなかったのに…C5、ますます良く鳴るコになってきたのかな?

「これ、ちょっと響きすぎですね。閉めると…」なんか切ないです。

「半開にすると…あ、これでいいんじゃないですか? どうですか? これからは普段、半開で弾いてもらえますか?」おお。半開。うぃっす。わっかりやした。

Hankai

蓋、半開のC5。下に見えるのがパネル。

つーか、普段…全開で調律していただいていたような気がします…ほんで、しばらくは全開とはいかないものの、半開くらいにして弾くのだけど、だんだんうるさくなってきて閉めっぱーで弾いていたような。ていうか、そうでした。んんーーーそもそも蓋の扱いを間違っていましたね、私。ものすごく反省です。

ちょっと奥さん、ピアノの蓋を開けても閉めても、音量(デシベル)は変わらないんですってよ。知ってらした?

私などは、知ってても、違うように感じちゃいますが…半開か。ふむふむ。

とか思っている間に、サクサクと調整をなさいます。サクサクと音が変わっていきます。世間話をしている途中に聴こえる音が変わっていく様はいつもとっても楽しいです。調整終了の合図のように、お得意の曲を弾いてくださいます。えへへ~この瞬間、好き~嬉しい~。

「弾いてみてください」うぃっす。もう聴いただけで綺麗なんですけど、弾きましょう。ああ~切なさとか物足りなさが無くなった。ちょっと私には音圧(ですか?)が強い気がしますが、慣れかな、それこそ。んっと、曲、曲…なんか…曲を弾いてみたい。ドビュッシーかな。

ん? メロディが浮かばないよ。んん? んんん? あ、これ。そうそう、これ。

思い出したのは「大公」。冒頭がどう弾いても汚くて、どうやっても美しくなくて、手や体格のキャパの無さもさることながら、技量の無さとか、いろんなものに打ちのめされてたのですが。

「わっ!! 綺麗!!!」思わず声に出しちゃいました。パネルだけで~調律だけで~こんなに変わるんか~。

一流のコンサートホールでのコンサートでは、「音響」「調律」「奏者」すべてが揃って音楽を奏でるのです。こういうことか~。

譜読みの終わった「大公」はアトラスちゃんでの練習を封じ、常にC5で行う予定なのです。ペダル無しで、腕や身体の重みだけで弾く練習をひたすら行っておりましたが「ペダルを用いよ」との命を受け、調律翌日からペダルを使ってみました。

? 

なんか、

あら?

どこを聴いたら良いの?←迷子

数日間はこの調子でピントがぼけて、ビックリして弾くのをやめてました。しかしですね! やっと耳が慣れましたよ! 音量にも慣れてきました。そうしましたら! 上行かつデクレッシェンドの昇天メロディ、魂の浄化を思わせるようなコーダ…おおーーこれやーー! ベートーベン独特のアドレナリン放出~!!!

パネル作製は、防音室の明和片山さん。

調律は、うたまくら.荒木さん。

あとは奏者…ワタクシ次第なのね。がんばるぞ。要するに、いっぱいピアノ弾いちゃうぞ(≧∇≦)←結局ソコ

半開” に対して2件のコメントがあります。

  1. もも より:

    う、、聴きたい(ノ_・。)
    確かに、いろんな条件で音はかわるだろうなぁ
    音圧のそうだけど、響き具合も通り方も。
    素人ながら感じる部分はありますが。。。
    思いっきり楽しんじゃってください♪

  2. なおこ より:

    >ももさん

    素人なんて~またまた~あのすんごいオーディオ、忘れませんよ~。
    聴きにいらしてください♪
    その前に、私がそちらに伺いたい…夏に! 今は無理! 寒いの無理!!

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