夜走る

 高校受験を控えた子が、「楽器店のグレードを取得すると内申書があがる」というガセじゃないかと思うような話を出してきた。「私はわからないので、学校の担任の先生に聞いてみて」というと「担任の先生は関係ないというけど、音楽の先生は関係あるって」との事。「担任の先生が内申書書くんでしょ? だったら関係ないんじゃないの? それより勉強したほうがいいんじゃないのかなあ?」と言うと「もう1度確認します」といい、担任の先生は夏休みでご不在だったらしく、音楽の先生に確認してしまい、やっぱり「関係有」と言われたそうで、「受験したい」と。彼女の実力なら、6級くらいは簡単に通るだろうとは思うのだが。PTNAだと、文部科学省がからんでるので、5回ステップを受けたら、自己申請で学校に報告する事ができるらしいけれど…。

 ありゃ、もう月末じゃないの! 大急ぎで受験するセンターにその場で電話してみたら、「今日中に申し込んでくだされば来月の試験に受けられます」。彼女が最後のレッスンで、センターが閉まるまであと1時間。実は今夜は人と会う約束をしていたのだが、彼女の人生に関わることなので、そちらが優先と判断し、その場で申込書を本人に書いてもらい、すぐさまセンターに駆け込み。何とか申込み、間に合った。

 1企業のグレードテストの結果が、公立中学校の内申書に本当に関係するんだろうか? 音楽高校に進学したいという話なら別だとは思うのだが、普通科志望だというし。音楽の先生の話もあるし、彼女自身が受けるというし、ご父兄はどちらでも構わないというし…私一人反対するわけにはいかない。緊張して無茶苦茶にならない限り、合格する実力はあるので、とにかく早くグレードを受けてもらって、勉強に専念してもらうしかないなあと思う。けど何となく…納得いかないこの話…実際のところ、どうなんですか? ご存知の方、おられます?

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