勉強してどーなるの?

算数・数学、勉強してどーなるの?http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/03/1318686.htm

YouTube配信があるのかどうかわからないですが、忘れそうなので記憶をまとめておきまっす。ブログを備忘録的に使ってみる。「疑問」に対して数学者の先生方が答えます。私の印象に残った答えは・に箇条書き。

「数学が役に立つと思えない」
・TVやゲームなど、いろんな「モノ」を作るときに数学が使われている
・学んでいく過程が大切
・何につながるかイメージできない
・世の中は数学的なもので出来ている

「TVを作るのに数学が必要なんだよ」と言われて数学を勉強する人はいないだろうな。そう、「何につながるかイメージできない」もの。
ピアノも同じで、何故ハノンをしなければならないのかわからない。学ぶ過程はもちろん大切だけど、その先に何があるのか、学ぶ側には見えない。だから、練習しない。努力できない。うんうん、それはよく考えるなあ、私は。

「数学は面白くない」
・成功体験が面白さを導く。成功をするには、はじめはエネルギーが必要。
・保護者と一緒にパズルをしたり問題を解いたりすることが有効。
・例えばギター。弦は理科が、周波数は数学が関係している。自分の身の周りにある身近なものとの関連を考えると興味が湧く。

「努力のあとに成功がある」と最初に知っていれば、努力ができるはず。はじめは小さな成功でもいいから、最小限のエネルギーで得られる成功を体験すること、それはとっても有効だろうなあ。お母さんと一緒にトランプがオススメです。カードゲームが上手くなると算数の成績が上がると思うな。クリスマス会でカードゲームをした事があるのですが、意外にみんなやったことないらしく、驚きました。お母さん、お父さん、是非やってあげてください。数ドより、カブをした方が足し算が上手になると思うな。

「公式が覚えられない」
・式や公式を具体的なものに置き換える(例えば九九の塔)
・自分に合った理解をすれば良い。
・実際には純粋に「覚えること」をするのは最小限でよい。(あとは自分で工夫して解くから)
・反復練習が必要。

反復練習キターーー!!! ピアノには不可避な反復練習。そうか、数学にも必要かあ、そうだなあ。数ドは反復練習だよね。
九九の塔とは、九九の計算を可視化したもの。モンテッソーリの知育教具そのまんまやん! 好き好き、ソレ!! やっぱ有効だと思うな~こういうの。教室には音符の積木があります。子どもでなくても、積木は使えます。
そもそも、「公式を覚えるのが苦だから嫌」というお題そのものがヘン。先生方がおっしゃるとおり、覚えなければならないほど複雑な公式って、実はそんなに無いと思うな。

「数学は難しい。授業についていけない」
・何を意味しているのかわからないから、難しくてついていけない。有効な手立てとして「もどってみる」→「もどるとわかる」→「わかると進める」
・まず、好きになる。そのことが継続させる力になる。

最初の疑問にもどったような答えです。「もどる」というのは大切。ピアノの場合、教本をやりなおす事に相当するのかな。そこはわかんないように先生が工夫してあげればいいよね。
ほんで「継続」。「継続は力なり」とは、2番目に習ったピアノの先生から贈ってもらった言葉。続けること、とっても大事。「好き」ていう気持ちがあって続けたことは、力になると思う。

「子どもの頃、何が好きだった?」(先生方から視聴者への質問)
・ブロック
・車のナンバープレートで足し算
・お風呂で九九

私は寝る前に布団の中で九九でした。そうそう、ここで出たのが「シャワーの増加と数学力の低下」。曰く、「10数えるまでお風呂につかりなさい、という事がなくなった」。なあるほど!!!
親が褒めることが大切というのは、よく言われます。さらに、親が答えを待つことも、とても重要。10まで数えるまで待つ、数えてお風呂からあがったら、「ギューってしながら褒めてあげて」、そんでからタオルでごしごし。その一手間で、子どもって、すっごく伸びると思うな。

例えば、こう思いませんか。「点数を上げる」ために努力はできなくても、「大好きなお父さん、お母さんが褒めてくれる」ために努力はできるかも。それは小さな子どもでもイメージできる、もっとも簡単な成功じゃないかなあ。そしてその小さな成功の積み重ねが、大きな課題を解く力になる。

数学が苦手だった数学者さん、新井先生の言葉。
「ある日突然、できるようになる日がくる」そのために「考えることを嫌がらずに楽しめる人になること」

TVなどでよくお見かけする数学者、秋山仁先生による「数学に必要な4つの能力」
1.靴を揃えて靴箱に入れる
2.料理の本を見て料理が作れる
3.知らない単語を調べることができる
4.最寄駅から自分の家までの地図を書くことができる
この4つの事柄には、数学に必要な概念が含まれているのだそうです。

「どこを勉強しているのか一覧になっている資料が欲しい」という視聴者からの意見もありました。モチベーションてのも大事よね。

雑な走り書きで失礼。ホントに備忘録みたいになっちゃった。んふー面白かった。

勉強してどーなるの?” に対して2件のコメントがあります。

  1. より:

    ブルグミュラー25の練習曲を頑張って練習していると「基礎練習ばかりやっていると飽きるよね~ウンウン、だからおいらが練習要素をたっぷり入れて素敵な曲を書いてやったんだよ!」というメッセージが伝わってくるような気がします。
    …なんて書いていると、国語の試験で「次のうち作者の言いたいことはどれか?」の設問で、作者自身が「どれも該当しないんだけどなー」なんて嘆いているのと同じだと言われそうですが。

    ハノンなりバーナムなりブルグミュラーなり、学んだ先には、「そりゃピアノが弾けるようになる!」ってことはあるでしょう。それよりも、作者のメッセージを感じることが重要な気がしてます。そう、あらきんさんも「世界のピアノからのメッセージを感じて…」とおっしゃているように。

  2. なおこ より:

    >う様

    作者のメッセージ…そうですね。クラシックを弾く時には感じる必要がありますね。自分が感じたメッセージをどう伝えるのか。伝える手段を多く持つためにも基礎練習は必要になりますね。

    ハノンって、実は中毒性があると思います。スピード狂のような。そこまで達するのに時間と手間がかかるわけですが。

    ハノンのメッセージってそれなのかな。いろいろ考えさせられます。

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