ピアノのテレビ番組

 NHKプレミアム10の「ピアノ華麗なるワンダーランドへようこそ」という1時間半番組を見ました。普段、テレビはまったく見ないので、エアチェックも全然なのですが、たまたま今日になってこんな番組があることに気がつき、急遽DVDに録画。録画してるから、さっさと寝るつもりだったのですが…録画確認のためにテレビつけてたら最後まで見てしまいました(^^; ほんと、BGMという言葉の意味が未だにわからない…。真剣に聴くか、聴かないか、どっちかしかできない不器用な人間です。

 面白い番組でした。ピアノの横っ腹にドリルを開けて中を覗く時はドキドキ。部品を解体したりしていて、ピアノの中身がわかるようになっていたのも良かったです。

 「あの名曲を7台のピアノで」と新聞のテレビ欄に書いてあったのですが、ガーシュインのラプソディ・イン・ブルーでした。私は、連弾だけど(2台のはアレンジが面白くないし、ソロはサミシイし迫力に欠ける)演奏会で全曲弾いたし、一昨年の発表会で超抜粋版を弾いたくらいよーく知ってるお気に入りの曲。そりゃ聴いちゃいます。15分の曲を6分におさめたというので(私も発表会の時はそれくらいにおさめました)、そこも注目。なかなか面白い端折り方でした。コンセプトは「ピアノはオーケストラのかわりになるくらいすごい楽器(だから楽器の王様)」という事でしたが…やっぱりオケ版の方が良いです(^_^; 途中、完璧にジャズアレンジが入ってて、とてもピアニスティックになってたし。「オケの代わり」というのなら、エレクトーンにかなわないと思います…。でもすごく面白かった。7台で弾くってそうないですし。

 あと、バッハの紹介がちょっと腑に落ちない…平均律クラヴィーアの1番のプレリュードを普通のピアノで弾いて「ちょっと大人しめというか、静かな感じ」で終わり…(^_^; そおかぁ? バロック…大人しい?? パイプオルガンを勉強してたので、納得いかない…「チャラリー鼻から牛乳~」(バッハ:トッカータとフーガ 二短調)はどうなのよ。ピアノの構造の発達をからめて、ピアノの技巧も向上していった…という論旨で、リストが終着点のような話の持っていき方だったのでしょうがないか…。ピアノの歴史を数分で振り返るんだしねぇ。でもでも、せめて当時のピアノフォルテやチェンバロなどの古楽器の紹介があっても良かったのでは。チェンバロがピアノの祖先どうかという議論もあるけれども…。クリストフォリから始まったから、それもしょうがないのかな。

 BSの「ぴあのピア」の番宣もやってました。この番組の存在は知ってたのですが、BSが見られない…。こちらはチェンバロはもちろん、室内楽も盛りだくさん。見たいよ見たいよ~DVDに撮り貯めしたい…。

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