感覚統合を用いたリトミック
朝イチのアーバンライナーに乗って、名古屋へぴゅーん。
名古屋音楽学校に行きました~。
こちらに来るのはおよそ15年ぶり。ダルクローズリトミックの合宿以来です。今回は日帰り。本日のお目当ては、
「発達障がいのための感覚統合を用いたリトミック」
3月末にも同じ講義があったのですが、日にちが合わず断念。やっと受講が叶いました!
午前中2時間は「感覚統合」と「リトミック」それぞれについての講義。
『リトミックとは、神経反応を秩序立てて、筋肉と神経を一致させ、精神と身体の調和を目指す特殊な教育である。』『リトミックは神経システムの教育であり、精神力と豊かな想像力を養う』
「何のことかサッパリ?ですよね。最後にまた振返りますのでね。」
感覚統合は感覚を組織化すること、情報を交通整理することだし…似てる?
3枚目の写真に書かれている「自尊感情」。これもとっても大切で、今、すっごく気になるキーワードです。
自尊感情を育むためには、①たくさん褒めて、報酬系ドーパミンをたくさん出す②なんでもかんでも褒めるのではなく、出来ていることを即座に褒める③叱らないことではない(叱らないことは根拠のない自信を生む可能性がある)
音楽は自由度が高く、「正解」がない活動が多くあります。褒めるチャンスがいーっぱい!
午後のワークは、固有覚、前庭覚、聴覚、触覚にアプローチする活動をたくさん経験しました。発達障がい児の望ましくない行動の背景には、これらの感覚の過敏や鈍麻が根底にあります。こうした発達の凸凹を解消することが必要なのです。
ワークが終わった後、先生がまた、リトミックの定義についてお話しになりました。「朝読んだときはよくわからなかったかもしれないですが、これって、感覚統合でしょう?」
おおーー! やっぱり!! 理屈ではなく、同じだと実感ができました!
「音楽を通して、自分という楽器を通して、責任を持たなくてはいけないという感覚を持たせ、挑戦を保証して見守り、自分の中で成し遂げさせる。」 そのために、私たちは、今のチカラよりほんの少しだけ難しい課題を設定する。
これって、音楽療法そのもの。
感覚統合とリトミックと音楽療法、私の中で繋がってきました!!
それぞれ、理屈ではわかっていたはずなんですが、実感できたところが、ちょっと、(いやかなり)感動。
帰りもアーバンライナーです。
観光も名古屋メシも食べる時間がなかったけど、行って良かったです。
今日の学びを、レッスンに活かさねば。がんばろー!