bachCage
フランチェスコ・トリスターノ
ルクセンブルグ出身のピアニスト。大阪公演の時にコンサートチューナーをなさった荒木さんから「すごい人が出てきた!」と伺ったので、CDを購入。完成された曲を組み合わせてアルバムにしたというのではなく、アルバム1枚を聴いて、はじめてその世界観がわかると言えばいいでしょうか。例えば冒頭の「自作曲」。概してこういうのは面白くないんです。しかしこれは違いました。次のパルティータが始まると、それがイントロダクションだったことに気付きます。
全体に感じられるのは、空気感、浮遊感。バッハなのに。でも確かにバッハ。透明で繊細。
CDを録音する時にはいろんな細工ができる。もっとも単純な例をあげると、全体に残響を増やせばどんな演奏でもお風呂の中の鼻歌が上手く聞こえるのと同じで、何となく綺麗になる。だからCDがその人のすべてではない、知りたければ生演奏を聴くしかない、と私は思っていて。彼の評価は保留していました。
今朝、同じアルバムからのコンサートの様子がNHKBSのクラシック倶楽部で放送されました。見ましたよ見ましたよ。録画もしましたよ。NHKさん、無駄なカメラワークはやめてもらえませんか…あっ!
手!!!
おっきい!!!
想像していたとおりのBig Hand! きゃあーーすてきーー(←若干大きな手フェチ) しかも理想的! 左右の大きさも揃っていて、指の付け根の関節の大きさも全部揃ってて、筋肉のつきかたも完璧!! かっこいーい(≧∇≦) どうやって練習したのか教えて欲しーい!
やっぱり、テレビでも音の劣化は避けられないわけで。親日派とのことなので、次回来日された際には聴きに行こうっと!