今度はサロンコンサート!
毎年発表会でお世話になっている友人のサロンコンサートに行ってきました! 彼女なくして発表会はできません!という位、いつも裏方で、時には連弾で、お世話になってます。
場所は神戸・元町のアマデウスという喫茶店。名前の通りオーナーさんはモーツァルトがお好きらしく、店内にはモーツァルトグッズやLPがずらり。今日はフルートとピアノのデュオコンサート。お互いのソロもあり。バッハからいろんな時代の曲があり、聴き応えのあるプログラムでした。バッハって、管楽器で吹くと超絶技巧みたいになるのね~と改めて実感。一番良かったのは、やはりライネッケのソナタ「水の精」。フルートとピアノの掛け合いもバランスが取れてて安定感があり、浸って聴けました~。
後半はフルートソロ「冥(MEI)」から。尺八のような音色で始まる現代曲で、いろんなフルートの音色が聴けて面白かったけど、この現代モノバリバリの曲のすっごい世界観のある曲の後にピアノソロでバラード1番…私なら無理(>_<) だけど、演奏後本人に聞いてみたところ「いや、そんなん別に平気」だそうで。すごいなぁ。それも含め、後半のプログラムはちょっと私としてはノリにくい構成でした。日本のうたはアンコールでいいような気が…。最後がプーランクなのはいいけれど。演奏はどれも素晴らしかったですよ!
ピアノはボストン社製で、よく調律されてる。けど音の伸びがよくない。ボストンの小さいグランドってそうかも…。もう1つ思ったのは、残響がほとんどないところでの演奏って難しいなあ、って事。音の伸びがイマイチ悪いピアノで、残響無しなので、モーツァルトなんて、「ペダル踏んでます」「踏んでません」というのがはっきりわかっちゃって、こりゃ厳しいな、と…(奏者のせいではない)。フルートもピアノも音がダイレクトに届くのでよっぽど音色が綺麗じゃないと聴けたもんじゃないだろうな。でもこんな小さいハコで響かれてもなあ…という気もする。そういう意味では、ボストンのピアノというのは正解なのかも。音そのものは良かったし(これは奏者の技量にもよる)。趣味の大人の生徒さんが増えてきたので、折を見て皆さんのタイミングの良いときにサロンコンサートでもできたらなあ、とおぼろげに思っていたけれど、会場選びは慎重にしなくちゃいけないですね。
考えてみたら、私はホールのコンサートにしか出たことが無い。「サロンコンサートもできます」というところで練習で弾いたことはあるけれど。あの距離感が嫌~。近すぎる~。それだけで緊張しちゃうわ~(^_^; とても楽しく、勉強になるコンサートでした。
♪フルートとピアノデュオによるアマデウス*サロンコンサート
J.S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV1033
W.A.モーツァルト:ロンド ニ長調 K.485
C.ライネッケ:フルートとピアノのためのソナタ ホ短調「水の精」op.167
福島和夫:冥(MEI)
F.ショパン:バラード第1番 ト短調 op.23
G.エネスコ:カンタービレとプレスト
日本のうたより:赤とんぼ~紅葉
F.プーランク:フルートとピアノのためのソナタ