ピアノ解体ショウ! レポ
教室のグランドピアノ、ヤマハC5、オーバーホールにつき、本日解体です。
金曜日に運ばれた先は、ピアノ技術ステーション。こちらで荒木欣一さんによるセミナーとしてピアノの解体が行われます。
よーーっ! 元気にしとるかーー??

いたいた! うちのコ!

フタをはずし…おお、左側もはずれてますよ!

アクションを抜きます。

ダンパーを外してくださっているのは名古屋からの、

フェルトを外してくださっている方は東京からのご参加!

弦を切って外します。

おともだちのピアノの先生もカメラ目線でバッチン!

アタシも切る~! バッチン! ええ音や!

低音弦もバッチン。

すべての弦を切ったら、チューニングピンを抜きます。
この方も名古屋からご参加です。
参加者はハンマーで回して抜きましたが、いつもは電動のマシーンで抜きますよ。熱を持つので時間をかけずに抜いたほうが良いのです。

コマの部分が高くなっているか糸を張ってチェック。

鉄骨部分のネジを外します。くるくる。
本当は、すーーーっごく硬いので、前日のうちに荒木さんが私でも回せるように緩めておいてくださったのです。弦も、みんなで外せるぐらい残しておいてくださいました。

外したネジは、元の位置がわかるように段ボールをくりぬいてピアノと同じ型にしたものに差し込みます。

ピアノ仙人登場~。いよいよ鉄骨を外します!

はずれっちゃったあーー!! 魚の骨やないで!

「ママー! 裸じゃイヤ!!」♪おっおしーまーやー、海苔っ(うふふっ)
それではここでもう一度~鉄骨をご覧ください。

鉄骨オモテでございまあす。

鉄骨ウラでございまあす。
オブジェみたいだじぇ! 「じぇ」しかかぶってないじぇ!

並べてみたりして。

ペダルも分解~。

ヤマハのペダルのこの部分は樹脂でできています。
ヘタッてくるので交換してくださいます。こんなところまで新しくなるんですね~。

試しに譜面台の一部を磨いてもらいました。
画面上部が磨いたところ。くすんだようになっているところは磨いていないところ。外装もこんなにピカピカになるんですね。
他のパーツはどこにあるんでしょう?

アクションとダンパーはここ。

鉄骨と躯体をとめていたネジ。ピアノの型でしょ?

黒いのはピアノの一部。さて、どこでしょう?
たくさんの方に見守られ、手を加えられながら、新しく生まれ変わるために分解されたピアノ。なんてシアワセモノなのでしょう! 笑顔に囲まれながら弦を切られたピアノ、あんまりないと思うで~。
ピアノの周りに集まる笑顔、新しいご縁。…やっぱ好きやなあ、こういうの。
そうそうそれから。
分解された、音の鳴らないピアノですが…とっておきの「音」も聴かせてもらったのですよ!! この時にしか聞けない、トクベツな音、
「響板の音」。
鉄骨も何も無い状態の、素の、木の音。うちのコ、「ドオーーーン」といい音でした。よかったあ。これを残せて。ここはオーバーホール後もそのままですから。
これからは、組立! どうなるのか本当に楽しみです。
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ご紹介しきれなかった写真は次エントリに!
