ナポリの歌

リスト:巡礼の年第2年ヴェネツィアとナポリより「タランテラ」

イベント主催者モードがやっと抜け、練習に身が入り始めました。練習はね、欠かさず毎日行っておるのですよ。でも中身が無いの。気がつけば前回レッスンに行ってから、1ヶ月過ぎてしまいました。練習をしながらイベント開催をこなす能力が必要です。今後の課題です。

レッスンに行けない一番の理由がコヤツ、タランテラ。譜読みの段階からアプローチを間違っていました。いくら萌えがないからと言って、いくら超テク系だからと言って、「さっさと弾いて逃げてやる!」と思った時点で間違ってました。ホントに譜読みもいっぱい間違ってたし…すっごい遠回りしちゃいました…。

「タランテラ」とは8分の6拍子の激しく速い舞曲で、毒蜘蛛に刺された人が毒消しのために踊る姿とも、その毒のために踊り狂っている様子を表しているとも言われています。リストのタランテラは、激しく踊り狂うような1部と3部の間に、CANZONA NAPOLETANAと書かれた無駄に長い2部が挟まっています。船頭の歌を思わせるような美しい旋律に、さまざまな装飾が施され、執拗なほどに何度も何度も何度も何度も……「もうええやろ!!!」と言いたくなるくらい…で、長いわけです。

でもね、綺麗ですよ。確かにね、このカンツォーネ。美しうございます。ええ。好きですよ。うんうん、ああ、好き。ていうか大好き。あいやいや、こんなところを、こんな風に弾けたら、ほらほら、もっと綺麗やん。わあ、素敵やん。大好き大好き。わあ弾けるようになりたいなりたい! ほら、

愛だろ? 愛。

愛がなくては分かり合えません。この曲にリストは何を遺したのか。記された楽譜の意味を、愛をもって接しつつ、紐解きます。
う、嘘くさくなんかないぞ!!!

一方で、筋力。瞬発力系の筋力は、ドビュッシーの花火などで練習しましたが、考えてみれば長い曲を今の師匠からいただいたのは初めて。持続系筋力が必要。よしゃ、休符以外の休みはとらず、毒蜘蛛の毒で痺れてくるほど90分間弾き続けてみよーう!

……1回やったくらいじゃ効果ないらしい…

さっぱり距離が縮まりません。カンツォーネは愛により、理想が出来上がりつつあるのに、弾いてる音は程遠い~~~。

でも練習方法をいくつか思いつきました。全部やってみるまで、次の予約は入れないでおこう。もうちょっと一人でがんばってみよ。まったく違う方向を向いていないことを祈りつつ…。

そしてそして。来月、再来月と、発表会ほど大規模ではないけれど、イベントがございます。11月はまだオフレコですが、12月2日の大人向けイベントは、教室の皆さんには今週から随時チラシをお配りしております。そろそろちゃんとブログに書かなきゃなー。

イベントと練習の同時進行、学びまあっす!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

発表会

前の記事

発表会を終えて思うこと
お知らせ

次の記事

午後の音楽会