お休みなので
いつものヘアサロンで癒されてきました。
本がいっぱいあるんです! 本の表紙を撮影したアルバムがあって、そこから好きなものを選べます。これを見るだけでもめちゃ楽しい! 私はいつも自分では到底買えそうにない、大きな美術書を選びます。今まで読ませてもらったのは、モネ、ゴッホ、ピカソ、今日はダリ。
ここのサロンのリピーターになったのは、やはり担当さんの魅力。とってもチャーミングで、勉強熱心で、クレバー。顔や雰囲気、カラーを考え、その人にあったスタイルを創造する、アーティストなんだなって密かに尊敬してます。
このサロン、オーナーさんも素晴らしい方のようなのです。「働きづめでは感性が鈍るから」とお店を1週間お休みにして、全員好きなところに旅行に行くようにおっしゃったのだそうです。社員旅行的なものではまったくなく、皆さん自分の好きなところに、好きな相手と一緒に旅行なさいます。……かなり感動。私がもし経営者なら、こういう器の大きな人でありたい。ままま、経営者になることはないですけど。このオーナーさんのもとで働くスタイリストさんたちは、きっと素敵に成長なさることでしょう。担当さんはNYに行かれたそうです。今日はお土産話を聞かせてもらうのが楽しみで楽しみで。わくわくしながらカット。
共通の趣味の美術館の話。MET、MoMA、グッゲンハイムに行かれたそうです。うらやましーーい!!! 雑貨屋さんの話、くねくねのキャンドルの話、めちゃ素敵なホテルの話。
「ホントにいろんな国の、いろんな人がいるんです。少し進むとコリアンタウン、イタリア人街、日本人街、チャイナタウン…それぞれに雰囲気が違ってて」そっかぁ…「人種のるつぼ」。世界一の大都市だもんなあ。
「すっごく可愛い髪型の子がいたので、『パーマ?』てきいてみたんです。そしたら、癖毛って。どの人も、欠点を補うんじゃなくて、自分の良いところを見せようっていう意識が強いみたいです。髪型も自然だし、メイクもリップをちょっとつけただけとかなのに、すごく素敵なんですよね。とっても自由で、とっても自然。なんでも受け入れてくれるみたいな。私、すごく楽でしたもん。タクシーとかじゃなくて、地下鉄と徒歩で移動してたんですけど、そうして良かったです。町そのものもだけど、いろんな人や物を見られました。すごく刺激を受けましたね」あーすごい。1週間の滞在で、そこまで感じ取って来られたんですね。その話はもちろんとても興味深いのだけど、そういう感性を持った担当さん……もっと素敵です。いいなあ。
生活習慣も外見も違う様々な人種の住む町で、自然体でいることが受け入れられる自由な状態であるということは、自分自身をしっかり持っていて、主張することができないと、むしろ生き難いかもしれない。町に飲まれてしまいそう。やはり世界有数の大都市。アメリカってまったく興味の無い国だったのですが、ちょっと行ってみたいかも。
サロンの皆さんが旅行先で撮影なさった写真をディスプレイしたフォトギャラリーをしばし眺め、ほっこり。
今日も癒されたぁ~♪