フォルマシオン・ミュジカル

国立音大夏期講習、総合ソルフェージュ講座2日目。
いよいよフォルマシオン・ミュジカル実践。国立音大のソルフェージュの教材を使います。こちらは読譜、リズム、視唱、聴音の4冊にわかれていて、それぞれ平行して学ぶようになっています。
まず読譜のテキスト。最初の課題はG線上のアリアです。楽譜を見ながらCDを聴きます。すべての楽器の音がききとれたかというと…第一バイオリンとチェロは聞き取れるものの、ビオラなどは途切れ途切れ。それで普通。人の耳は、メロディーとベースに集中するものです。聞き取れなかった内声部を歌います。バッハとは思えない意外な旋律に驚きながらも、一通り歌えたらもう一度聴きます。おお! きこえる! 耳が開いたような感覚。さらに詳しく楽譜を読み込みます。終止形は何調の何終止か、終止に気付き、終われることはとても大切ですから、確かめます。テキストに従い、経過音、掛留音を確かめます。ベースラインを歌いながらメロディーを打ったり、CDの演奏のアゴーギグを模倣したり、さまざまに分析をします。最後にもう一度CDを聴く。さらに細かいところまで聞き取れるようになっていて、驚き! 耳がダンボのように大きくなったような、音の細胞が脳に溢れそうなくらいに詰まっているような感覚。
フォルマシオン·ミュジカルは、単に技能の習得だけで課題を終わらせず、「音楽的に」表現するところまで行います。表現するだけではなく、音楽史、音楽理論なども同時に学び、作品に肉付けしていきます。実作品を使う意味がそこにもあるのです。
課題に取り組む順序は、いつも楽譜を読むことからはじめなくてはならない、ということはありません。次の課題は記憶聴音から取り組みました。一曲の課題にどれだけのアプローチがあるか、とことんこだわり味わいつくすレッスンも先生は示してくださいました。いかん。こんなにたくさんの要素がこんな小さなトリオにも詰まってるんや。ウカウカしていてはいかん。あたし、かなりウッカリ演奏してたわ!
思いもかけず、普段の自分の練習を反省することになったり…ややや、これはすごい。もっと勉強したい。
ものすごくザックリですが、どうやらこんな感じ、フォルマシオン・ミュジカル。他に、先生からはたくさんのレッスンに関するTipsを頂きました。ここには書ききれまへん。
質疑応答の時間によく出た質問は、「よく弾けるのに、中身がない」和音の響きが聞けない、音を聞いていない、など。実技偏向の演奏の悩みが多く、なるほどフォルマシオン・ミュジカルが解決の糸口になりそうです。続けて私がレッスン受けたい、もっときちんと理解したいと思うのですが、残念ながら定期的にレッスンをしているところはないようで。そうやね、ソルフェージュのレッスンだけ、て、ほとんどきいたことない。なるほど先生が声をからしてソルフェージュ界のボトムアップをのぞんで頑張っておられるわけです。とりあえずテキスト使って自習しよ。亀の歩みでも勉強あるのみ。2日間で得たものは、本当にたくさんあるけれど、まだまだ私は不勉強です。がんばらねば。

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